Electric Hydrogenは、グリーン水素を大規模に製造するプラントを開発する米国の企業です。2019年12月に創業し、カリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリアに本社を、マサチューセッツ州に主力の工場を置いています。共同創業者のラフィ・ガラベディアン氏とデイビッド・イーグルシャム氏は太陽光パネル大手First Solarで技術開発を率いた技術者で、創業の初期にはBreakthrough Energy Ventures(ビル・ゲイツ氏が設立した気候変動分野の投資ファンド)の支援を受けました。
Electric Hydrogenは、水電解の設備を工場で一体に組み立てる方式で、グリーン水素のプラントの建設費を抑える道を開きました。同社によると、標準の出力は75メガワットから120メガワットで、建設までの費用は最大60%下がります。テキサス州では、100メガワットのプラントが合成燃料工場に採用されました。FrontJournal編集部は、装置1台の効率だけでなく、プラント全体を規格品として量産する動きが出てきたことに注目しています。日本でも製鉄や化学で水素の利用が検討されるなか、量産されたプラントが水素の調達コストを下げる選択肢になることに期待しています。