BMW工場で実働|実証から量産・巨額調達へ
BMWの工場で約11か月、実際のラインで働いた
Figure AIの代表的な導入先が、ドイツの自動車大手BMWの米国サウスカロライナ州の工場です。2世代目の「Figure 02」が約11か月にわたって実際の生産ラインで稼働し、約9万個の部品を扱いました。人気SUV「X3」の約3万台分の組み立てに関わったと報告されています。研究所のデモではなく、本物の工場で長く働いた実績が高く評価されています。
後継機を導入し、自社の量産工場も立ち上げ
BMWはその後、最新の「Figure 03」を導入し、こんどは大きな箱から必要な部品を選び出して運ぶ、物流の作業に使い始めています。Figure AI自身も、ロボットを大量に作るための専用工場「BotQ(ボットキュー)」を2025年3月に立ち上げました。BotQは1年あたり最大で約1万2,000台のロボットを作れる能力を持つとしています。少数を手作りする段階から、工場で量産する段階へ進もうとしているのです。
評価額は数年で大きく上がった
資金の集まり方も急です。2024年2月には約6億7,500万ドルを集め、このとき会社の評価額は約26億ドルでした。さらに2025年9月には10億ドルを超える追加調達を実施し、評価額は約390億ドルに達しています。これまでの出資には、名だたる企業や投資家が名を連ねてきました。2024年の調達には、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏や、半導体大手のエヌビディアも加わっています。多くの大企業が「人型ロボットは次の大きな市場になる」と見ている表れです。

FrontJournalの解説
- 評価額投資家が出資するときに付ける「会社全体の値段」の目安。事業への期待が高いほど大きくなる。
- BotQ(ボットキュー)Figure AIが2025年3月に立ち上げた、人型ロボットの量産用工場。1年あたり最大約1万2,000台を作れるとしている。