市場課題|角膜内皮の損傷による視力低下とドナー角膜の不足

角膜内皮の損傷で視力が低下
角膜の内側を覆う角膜内皮(角膜の透明さを保つ細胞の層)が傷むと、角膜が白く濁り、視力の低下につながります。この状態は水疱性角膜症(角膜内皮の障害で角膜が濁る病気)と呼ばれ、現在の治療はドナー角膜を用いた角膜移植のみといわれています。移植を受けられない間は、視力が戻らない状態が続く点が課題です。
移植のドナー角膜が足りない
角膜移植はドナー角膜の提供が前提で、提供される角膜の数が患者数に追いつきにくい状況です。世界では、移植を必要とする患者70人のうち、移植を受けられるのは1人といわれています。フックス角膜内皮ジストロフィ(角膜内皮の細胞が減っていく病気)は、世界の角膜移植の約40%の原因といわれています。
他にも、国内で約2,200人とされる移植の待機患者、提供量に左右されるドナー角膜の供給、移植を待つ間に続く視力の低下、といった課題があるといわれています。
- 角膜内皮角膜の裏側(眼の内側)にある細胞の層である。この層の働きによって角膜の透明さが保たれ、傷むと角膜が濁る原因になる。


