市場課題|血小板製剤は献血に依存

献血人口が減り供給が先細り
献血できる年齢の人口が減り続け、輸血用血液の確保が難しくなっています。厚生労働省の推計では、16歳から69歳の献血可能人口が2025年の約7,781万人から2045年に約6,277万人へ減る見通しです。20代の献血者数も平成21年度の約113万人から令和6年度は約66万人へ減り、担い手の先細りが懸念されます。
血小板は保存が6日間と短い
血小板製剤は採血後6日間しか使えず、備蓄が困難です。赤血球製剤が2〜6℃で保存されるのに対し、20〜24℃で振とう(ゆるやかに揺らし続ける操作)しながら保存するため、細菌が増えやすくなります。必要な量を絶えず献血で補う運用のため、災害や流行で提供者が減ると供給は厳しくなります。
他にも、血液型やHLA(白血球の型)が合う提供者を探す手間があります。輸血で生じる抗体、地域ごとに偏る在庫を融通する手間、といった課題があるといわれています。
- 血小板製剤けがや手術の出血を止める血小板を集めた輸血用の血液製剤である。献血された血液から成分採血で取り出し、20〜24℃で振とうしながら保存する。有効期間は採血後6日間と短く、長期の備蓄に向かない。


