市場課題|家畜の感染症対策に抗菌剤が欠かせない

抗菌剤は薬剤耐性菌を選ぶ
抗菌剤を使うと、薬が効きにくい薬剤耐性菌が選ばれるリスクが常にあります。農林水産省の指針は、動物用の抗菌剤を家畜の健康と安全な食品の安定生産に重要な資材としつつ、耐性菌が人の医療や獣医療に影響するリスクを明記しています。耐性菌が増えれば、抗菌剤そのものが効きにくくなりかねません。
使用を減らすには予防が必要
同じ指針は、飼養衛生管理の水準を上げて感染症の発生を予防することが、抗菌剤の使用機会を減らすうえで極めて重要としています。予防の手段は、飼養環境の改善、ワクチン接種、適切な飼料の給与と栄養管理。予防が行き届かなければ、病気のたびに抗菌剤を使う場面が残ります。
他にも、飼養衛生管理(飼育環境を清潔に保つ取り組み)の徹底、環境の改善、ワクチンの活用、飼料の見直し、といった課題があるといわれています。
- 薬剤耐性菌抗菌剤が効きにくくなった細菌である。抗菌剤の使用で、効く菌が減る一方、耐性をもつ菌が生き残って増える。


