市場課題|博士の就職は情報と接点が限られる

紹介が中心で情報を得にくい
博士課程の学生の就職活動は、教員や先輩からの紹介が多い傾向にあり、進め方を示す情報が少ない状況です。研究と並行して進めるため、企業を調べる時間も限られます。このままでは、就職先を選ぶ機会の損失や、希望と企業のミスマッチが生じかねません。
博士との接点が少なく採用に難航
博士の採用に意欲があっても、出会えず採用に至らない企業が多い状況です。科学技術・学術政策研究所の2021年度調査では、博士課程修了者を採用しない理由として、「自社と博士課程修了者のマッチングがうまくいかなかったため」が最多の52.6%でした。博士の採用には、学士・修士の採用に示される政府の「就職・採用活動に関する要請」が無く、各企業が独自に進めるため、接点を持ちにくいのが実情です。
他にも、博士の採用や処遇に戸惑う企業の声、博士に期待する能力を企業が伝える経路の少なさ、といった課題があるといわれています。
- マッチング求職者と求人側の希望や条件を照らし合わせ、双方の組み合わせを成立させることを指す。博士の採用では、研究分野や専門性の一致が焦点になる。


