市場課題|不動産の物件情報が紙やPDFに分散している

空室情報が散在し比較に手間
オフィスビルの空室情報は、ビルオーナーから仲介会社へ、紙やPDFで個別に配られてきました。仲介会社が多数のオーナーの資料を比べるには、一つずつ開いて読み込む手間がかかります。仲介会社の確認が追いつかないと空室情報が資料の中に埋もれ、その物件は借り手に届きにくくなる恐れがあります。
表記ゆれで同じ建物の照合が困難
資料を一つにまとめる際は、表記ゆれ(同じものが違う文字で書かれること)が障壁です。同じ建物でもビル名の略し方や住所の書き方が資料ごとに異なるため、同じ建物かどうかを見分けにくくなります。人の目で照合すれば、物件が増えるほど照合の負担が重くなります。
他にも、詳しい取引データの開示の少なさ、賃貸借契約や共益費に関する情報の不足、冷凍冷蔵倉庫のような特定用途の市場データの乏しさ、といった課題があるといわれています。
- 表記ゆれ同じものを指す語が、書き手や資料によって異なる文字で書かれる現象を指す。建物名の略し方や番地の書き方、全角と半角の違いなどが該当する。照合では、文字が違っても同じ対象かを判断する処理が要る。


