市場課題|難治性のがんは有効な治療の選択肢が限られる

難治性がんは選択肢が限られる
再発や転移を繰り返す難治性がんには、化学療法や免疫療法などが進歩した今も、治療の選択肢が限られています。使い続けると薬が効きにくくなる治療抵抗性も、治療を難しくする要因です。治療法が十分でないがんには、新しい作用の薬が求められています。
抗酸化の防御で薬が効きにくい
がん細胞は、抗酸化システム(活性酸素を中和する仕組み)を強め、酸化ストレスによる細胞死から自分を守っています。増殖と代謝が盛んなため、正常な細胞より強い酸化ストレスにさらされており、この防御が欠かせません。防御の強化は治療抵抗性の獲得にも関わると示唆されているため、既存の薬だけでは、がん細胞を追い込みにくい場合があります。
他にも、既存薬への耐性、再発や転移の抑制、治療法が十分でないがん種の存在、といった課題があるといわれています。
- 治療抵抗性がん細胞が治療を受けるうちに薬への反応を失い、効きにくくなる性質を指す。再発や治療の長期化につながる要因とされ、新しい作用の薬が求められている。


