市場課題|事故時の排気に求められる除去性能

排気は放射性物質を含みうる
重大事故時の排気には、放射性物質が含まれることがあります。格納容器の圧力が上がると、破損を防ぐために中の気体を外へ逃がす場面があり、フィルターを通さなければ環境へ広がります。除去の性能が十分でなければ、排気そのものが周辺への影響につながる点が課題です。
気体の放射性物質は捕まりにくい
放射性物質のうち、粒子は水やフィルターで捕まえやすい一方、ヨウ素の一部や希ガス(他の物質と反応しにくい気体)は気体のまま通り抜けやすいとされています。希ガスは水に溶けにくく、化学反応でも捕まえにくい物質です。粒子向けの設備では、これらが外へ出る余地が残ります。
他にも、粒子の除去性能、気体状のヨウ素の捕捉、希ガスの吸着、といった課題があるといわれています。
- フィルターベント原子力発電所の重大事故時に、格納容器の圧力を下げるため気体を外へ逃がす際、フィルターで放射性物質を減らす設備を指す。過圧による破損を防ぎつつ、環境への放出を抑える。


