市場課題|道路や護岸の形を測る作業に手間と費用

路面の調査は専用車が前提
舗装の傷みを数値で調べる路面性状調査は、路面性状測定車(測定装置を積んだ専用車)を用意して行うのが前提です。国の舗装点検要領は、ひび割れ率・わだち掘れ量(タイヤの通り道が帯状にへこんだ深さ)・IRI(路面の凹凸の大きさを表す国際指標)を基本の指標としています。専用車がなければ点検の範囲や頻度が限られかねません。
複雑な形の構造物は計測が困難
消波ブロック(波の力を弱めるため護岸の前に積むコンクリートブロック)のような構造物は、複雑な形を正確に測るのが困難です。ブロックが重なって隙間や影ができ、一点ずつ測ると全体の把握に手間を要します。波を受け続ける施設ほど変化を繰り返し確かめる必要があり、計測の回数が増えます。
他にも、道路や護岸の点検を担う技術者の不足、老朽化した施設の増加、維持管理・更新にかかる費用の増加、といった課題があるといわれています。
- わだち掘れ車のタイヤが繰り返し通る部分の舗装が、帯状に沈み込んだり削れたりしてできるへこみである。深くなると雨水がたまりやすくなり、ハンドルを取られるなど走行の安全性に影響する。


