市場課題|インフラの老朽化が進み、点で測るセンサでは全体を捉えにくい

老朽化が進み点検の負担が高まる
インフラは、建設後50年以上を経過する施設が今後急速に増え、点検の負担が高まります。その割合は、2040年3月に道路橋で約75%、トンネルで約52%に達するとされています。このままでは、点検や補修が必要な施設が一度に増え、人手では内部まで確認しにくくなりかねません。
点で測る方式は全体を捉えにくい
点で測る従来のセンサでは、構造物全体の状態を捉えにくい面があります。ひずみの計測では、ひずみゲージ(変形を電気信号に変える小型のセンサ)などを取り付けるのが一般的ですが、センサが増えるほど計測ケーブルが膨大になるため、設置は特徴的な部位に限られがちです。センサのない部位の変化は、見落とされかねません。
他にも、光ファイバ計測では、1回の計測で得る大量のデータの処理、光ファイバの収縮で生じる計測位置のずれ、断線補修後の長さの不一致、といった課題があるといわれています。
- ひずみゲージ金属の薄い抵抗線を物体に貼り、伸び縮みに伴う電気抵抗の変化からひずみを測るセンサである。測れるのは、貼り付けた1点とその周辺のひずみに限られる。


