市場課題|殺菌灯に水銀ランプが残り、赤色の極小LEDは製造が難しい

殺菌灯に水銀ランプが残る
殺菌灯には、低圧水銀ランプが使われてきました。国内では水銀による環境汚染を防ぐため、同じく水銀を含む一般照明用の蛍光ランプの製造と輸出入が、2026年1月から種類ごとに段階的に禁止され、2028年1月には対象が全種類に広がります。殺菌用のランプは「特殊用途」として対象外のため、このままでは水銀を含む光源が殺菌灯に使われ続ける恐れがあります。
赤色の極小LEDは製造が難しい
マイクロLEDディスプレイ(極小のLEDを画素に使う表示装置)では、効率のよい赤色の極小LEDを製造することは難しいとされます。この装置は赤・緑・青の極小LEDを並べるため、赤色も欠かせません。このままでは、全色表示(フルカラー表示)の画面の製造が進みにくい恐れがあります。
他にも、結晶欠陥による発光効率の低下、短い波長で出力を高める難しさ、微細化に伴う光出力の減少、といった課題があるといわれています。
- 低圧水銀ランプ管の中に水銀を封じ込め、放電によって紫外線を出す光源を指す。殺菌灯として広く使われてきたが、水銀を含み、点灯には高い電圧の電源を必要とする。


