市場課題|増える荷物と減る運び手

宅配便が増え担い手が不足
宅配便の荷物は増える一方で、ドライバーの確保は難しくなっています。国土交通省の集計では、令和5年度(2023年度)の取扱個数は50億733万個でした。2024年4月からの時間外労働の上限規制でドライバーが運転できる時間は短くなり、対策がなければ2030年度に輸送需要の約34%にあたる輸送能力が不足するとの試算も示されています。
配車計画は経験に頼りやすい
配車計画は、熟練した担当者の経験に頼りやすい業務です。時間指定や積載量、道路の幅など条件が多く、訪問順の組み合わせは訪問先が増えるほど階乗で増えます。計画づくりに時間がかかり、担当者が交代すると品質を保ちにくくなります。
計画の精度が下がるほど、同じ荷物量を運ぶのに必要な車両と人員は増えます。他にも、受け取り手の不在で生じる再配達、積み荷が偏る積載効率の低さ、荷待ちによる待機時間、といった課題があるといわれています。
- 配車計画配送する荷物を車両に割り当て、訪問の順序と時刻を決める計画。時間指定・積載量・道路条件を同時に満たす必要があるため、熟練者の勘に頼りやすく属人化しやすい業務とされる。


