市場課題|生産と配送の段取りは決めにくい

手作業では待ち時間が増える
工場の生産順序や配送ルートを手作業で組むと、装置の待ち時間が積み上がりやすくなります。装置や車両、納期の条件が絡み合うため、選びうる組み合わせの数は人手で見渡せる範囲を超える規模だからです。経験にもとづく計画では需要の変動へ組み替えが利かず、余分な車両を抱えたままになります。
計画の対象が増え計算が長引く
扱う対象が増えるほど、計画を求める計算の時間は急速に伸びます。変数が増えると探索の範囲が指数的に広がるため、数理計画ソルバー(最適化問題を解く汎用の計算ソフト)でも答えが出るまで時間がかかりやすいからです。現場の状況は刻々と変わるので、計算が終わる頃には前提が古くなり、立てた計画をそのまま使いにくくなります。
他にも、業務の条件を数式へ書き換える定式化の難しさ、計算機ごとに異なる制約への対応の負担、現場のデータに残る欠けや誤り、といった課題があるといわれています。
- 組合せ最適化多数の候補の中から、制約条件を満たしつつ目的の値が最も良くなる組み合わせを選ぶ問題を指す。対象が1つ増えるごとに候補は掛け算で増えるため、すべてを試す方法では現実的な時間で解き切れない。






