例文
例①:銀行法人営業・スタートアップ担当(経験3〜7年)
地方銀行(総資産約5兆円規模)の法人営業部門にて、中小企業・スタートアップ向けの融資・経営支援を担当。3年目以降はスタートアップ専担チーム(5名)に異動し、創業期〜シリーズAの企業約40社を担当。
【業務内容】
・スタートアップ・成長企業への融資審査・実行・事後管理(担当40社)
・事業計画・財務モデルのレビュー・経営課題のヒアリング・改善提案
・資金調達支援(融資・補助金・VC連携)
・担当企業の四半期ごとの事業進捗レビュー・経営者との定期面談
・創業支援プログラムの企画・運営(年2回、参加企業15〜20社)
【実績】
・担当スタートアップ40社のうち8社が次ラウンドの資金調達に成功(在籍3年間)
・事業が停滞していた3社に対して経営課題の構造化・改善提案を実施。うち2社が黒字転換し、1社は翌年のVC調達につなげた
・創業支援プログラムの参加企業の1年後の事業継続率を65%から82%に改善(プログラム内容の刷新を主導)
【主な取り組み】
担当企業の事業が停滞した際に、財務数値だけを見るのではなく経営者と事業モデルそのものを議論するスタイルを取った。ある製造系スタートアップでは、売上停滞の原因が顧客ターゲットの設定ミスにあると特定し、ターゲット顧客の切り替えを経営者と一緒に検討した。翌四半期に新ターゲットでの受注が増加し、その後のVC調達でも事業モデルの妥当性が評価された。
【自己PRでのアピールポイント】
スタートアップ担当として、事業計画の不確実性が高い企業の経営者と3年間向き合ってきた。DeepTech企業が直面する「まだ市場がない状態で事業を前進させる」フェーズで、財務・事業の両面から伴走できる経験を持っている。貴社の○○技術が解決しようとしている社会課題は、担当企業の中でも最も頻繁に接してきた産業課題の一つと重なっており、当事者として関わりたいと考え転職を決断した。
例②:投資銀行・VC部門(経験5〜10年)
外資系証券会社(国内社員約400名)の投資銀行部門にて、ライフサイエンス・テクノロジー領域のIPO支援・資金調達アドバイザリー・M&Aを担当。5年間で10件以上のトランザクションに関与。
【業務内容】
・ライフサイエンス・テクノロジー領域の成長企業へのIPO支援・資金調達アドバイザリー
・バリュエーション・財務モデリング・投資家向け資料の作成
・M&Aのターゲットスクリーニング・デューデリジェンス支援
・経営陣(CEO・CFO)との戦略議論・資本政策の設計
・国内外機関投資家とのリレーション構築・ロードショー支援
【実績】
・ライフサイエンス企業3社のIPOに主担当として関与(調達総額:約180億円)
・テクノロジー系スタートアップ5社の資金調達アドバイザリーを担当(調達総額:約60億円)
・M&AデューデリジェンスでDeepTech系スタートアップ8社の事業・技術評価を担当。うち3社の案件クローズに貢献
・バリュエーションモデルの構築において、技術の成熟度(TRL)と市場規模の不確実性を組み込んだ独自フレームを設計し、チーム内の標準手法として採用
【主な取り組み】
ライフサイエンス企業のIPO支援では、技術の価値を投資家に伝えるための資料構成を経営陣と共同で設計した。技術的な優位性を「競合との機能比較」ではなく「解決できる社会課題の大きさ」から説明するアプローチを提案し、ロードショーでの投資家の反応が大きく改善した。このアプローチは以降の案件にも展開し、チームのIPO支援の資料設計の標準として定着した。
【自己PRでのアピールポイント】
ライフサイエンス・テクノロジー領域の成長企業と深く関わり、技術の価値を市場に届けるプロセスを支援してきた。DeepTech企業が直面する「技術の価値を投資家・顧客に伝える」課題に、自分のアプローチが直接活きると考えている。これまでは支援者として外側から関わってきたが、次は当事者として技術の社会実装に関わるフェーズで力を発揮したいと考え転職を決断した。
例③:経営企画・CVC・オープンイノベーション部門(経験7年以上)
メガバンク(総資産約200兆円規模)の経営企画部門にて、新規事業開発・スタートアップ投資・オープンイノベーション推進を担当。社内ベンチャー制度の立ち上げと、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)の運営を主導。
【業務内容】
・CVC投資の案件発掘・投資判断・投資後管理(担当15社)
・社内ベンチャー制度の設計・運営(年間エントリー30〜40件、採択3〜5件)
・スタートアップとの協業案件の設計・推進(PoC含む)
・投資先経営陣との定期的な事業レビュー・経営支援
・グループ会社・外部パートナーとのアライアンス交渉
【実績】
・CVC投資15社のうち5社が次ラウンドの調達に成功(在籍期間内)
・DeepTech系スタートアップ3社とのPoC推進を担当。うち1社は実証後に協業契約(年額3,000万円規模)に発展
・社内ベンチャー制度からのスピンアウト企業2社の設立を支援。設立後の資金調達・事業立ち上げに関与
・CVC投資の評価フレームにDeepTech特有の技術リスク・規制リスクの評価軸を追加し、投資判断の精度向上に貢献
【主な取り組み】
DeepTech系スタートアップとのPoC推進では、金融機関側の意思決定スピードとスタートアップ側の期待するスピードのギャップが常に課題だった。金融機関内部の承認プロセスを短縮するために、PoC開始前に社内の主要ステークホルダーへの根回しを先に完了させ、実施中の意思決定を最小化する進め方を設計した。この方法により、平均6ヶ月かかっていたPoC完了までの期間を3ヶ月に短縮した。
【自己PRでのアピールポイント】
CVC・オープンイノベーション・社内ベンチャー支援を通じて、DeepTechスタートアップの成長に金融機関の立場から関わってきた。投資先の経営者と事業・財務の両面で議論してきた経験と、大組織の中でスタートアップとの協業を推進してきた経験を持っている。次のステップとして、支援者ではなく当事者として技術の社会実装に関わる立場に移りたいと考えている。