職務経歴書の例文
例①:ライフサイエンス系ポスドク
大学研究所で3年間、iPS細胞の分化制御を研究。大学病院との共同研究で、実験設計・細胞培養・データ解析を担当。
【業務内容】
・iPS細胞の培養・分化誘導
・qPCR・フローサイトメトリーによる評価
・大学病院との共同研究
・修士学生3名の実験指導
・研究費申請・学会発表
【実績】
・論文3本(筆頭著者1本)、学会発表5回
・分化効率を42%から70%へ改善
・実験プロトコルを標準化し、再実験を約30%削減
・共同研究の月次進捗管理を2年間担当
【主な取り組み】
分化効率のばらつきを、培地・播種密度・作業者差の3要因に分けて検証しました。結果をもとに標準手順書を作成し、研究室内で再現可能な実験系を構築しました。
【自己PRでのアピールポイント】
細胞培養の専門性に加え、実験条件を標準化し、再現性を高めるプロトコル設計を経験しました。再生医療領域のDeepTech企業において、研究成果を安定した製造・品質管理へ接続し、実用化に近い研究開発に貢献したいと考えています。
例②:素材・化学系ポスドク
国立研究機関で5年間、CO₂分離膜の材料開発に従事。企業2社との共同研究を担当。
【実績】
・論文6本(筆頭著者3本)、特許出願2件
・分離性能を従来材料比35%改善
・約300条件から量産候補を4条件へ絞り込み
・外部研究費500万円を獲得
【主な取り組み】
性能だけでなく、原材料価格と加工性を評価項目へ追加しました。企業側と月1回の検討会を行い、実験室で最高性能の材料ではなく、量産可能性の高い4条件を選定しました。
【自己PRでのアピールポイント】
材料合成と分析に加え、企業との共同研究を通じて、性能・コスト・加工性を踏まえた量産候補の選定に取り組みました。研究性能だけでなく、製造条件や実用化の制約を見ながら技術検証を進められることが強みです。
例③:計算科学系ポスドク
大学研究室で2年間、ロボットの経路計画アルゴリズムを研究。Python・C++・ROS 2を用いたシミュレーションと実機検証を担当。
【実績】
・国際会議論文4本(筆頭2本)
・経路計算時間を従来比45%短縮
・GitHubで公開したコードが累計1,200回利用
・学生5名へコードレビューを実施
【主な取り組み】
シミュレーションでは有効だった手法が、実機のセンサーノイズで不安定になる課題を特定しました。ノイズ条件を3段階で再現する評価環境を作り、実機でも安定するアルゴリズムへ修正しました。
【自己PRでのアピールポイント】
アルゴリズム研究に加え、Python・C++・ROS 2を用いた実装、シミュレーション、実機検証まで担当しました。研究アイデアを検証可能なソフトウェアへ落とし込み、実環境で使える技術へ近づける実装力が強みです。