市場課題|変性タンパク質が脳の神経細胞を減らす

変性タンパク質で神経細胞が減少
アルツハイマー病やレビー小体型認知症の原因は、変性タンパク質が脳にたまり、神経細胞を死滅させることにあるとされています。たまるタンパク質は病気で異なり、アルツハイマー病ではアミロイドベータやタウ(いずれも脳にたまる物質)、レビー小体型認知症ではシヌクレイン(神経細胞内で凝集するタンパク質)が代表です。失われる神経細胞が増えるほど、記憶や判断力が低下します。
発症前の変化に気づきにくい
アルツハイマー病では、症状が出るよりも15〜20年前からアミロイドベータがたまり始めるといわれています。脳のタンパク質を調べるには、アミロイドPET(薬剤を注射して脳を撮影する検査)などの画像検査が用いられます。症状が出る前に変化に気づくのは難しく、治療や生活習慣の見直しの時期を逃しかねません。
他にも、失われた神経細胞が戻りにくい点、介護の負担、といった課題があるといわれています。
- 変性タンパク質本来の立体構造が崩れ、正しく働かなくなったタンパク質である。互いにくっついて凝集体と呼ばれる塊をつくりやすく、神経細胞の中にたまると細胞の働きを損ない、細胞死を引き起こす原因となる。


