市場課題|難病で低下する歩行機能

難病の進行で移動が制限
緩徐進行性の神経・筋疾患では、病気の進行にともなって歩行機能が低下します。この疾患群には脊髄性筋萎縮症や筋萎縮性側索硬化症(ALS)が含まれ、根本的な治療法が確立していないものも多いのが現状です。移動できる範囲が狭まるほど、通院や就労を続けるうえでの負担が大きくなります。
機器に伝わりにくい動作の意図
歩行の訓練では、装着者が動こうとする意図を機器へ伝えにくいという課題があります。決められた軌道で関節を動かす方式では、本人の力の入れ方や動作のタイミングとのずれが生じやすくなります。意図とずれた動作を繰り返すあいだは、訓練で得られる効果が限定的です。
他にも、訓練にあたる療法士の人数に限りがあり、十分な時間を確保しにくいという事情があります。加えて、大型の機器は設置場所を選ぶこと、体格に合わせた装着や調整に人手と時間がかかること、といった課題があるといわれています。
- 緩徐進行性の神経・筋疾患神経や筋肉の働きが長い時間をかけて衰えていく病気の総称である。脊髄性筋萎縮症や筋萎縮性側索硬化症などを含み、進行を止める治療法が確立していないものが多く、歩行機能の維持が課題となる。


