市場課題|透明な部品のひずみは目で捉えにくい

内部のひずみが割れやムラを招く
透明な部品の内部のひずみは、割れや表示のムラの原因です。成形や加工で内部に応力が残ると、材料には複屈折(光の進む速さが振動の向きによって変わる性質)が生じます。複屈折は見た目では分かりにくく、目視の検査ではひずみの量を数値で比べにくいため、そのまま量産すると、歩留まり(製品のうち良品が占める割合)が下がりかねません。
偏光の撮影に時間を要する
偏光を測る従来の方法では、偏光子を回転させながら、何度も撮り直す必要があります。撮影の間に対象が動くと測定がずれるため、割れが進む瞬間のような速い現象は捉えにくく、付帯設備も大掛かりです。一点ずつ測る方式でも、広い面の分布をつかむには長い時間が必要です。
他にも、検査員ごとに判定がばらつきやすい、可視光を通さない樹脂は測りにくい、といった課題があるといわれています。
- 複屈折光が物質の中を進むとき、振動の向きによって進む速さが変わる性質。ガラスや樹脂は内部に応力がかかると複屈折を生じるため、その大きさを測れば、目に見えないひずみの量を推定できる。


