市場課題|見えにくい呼吸の変化

呼吸の変化は本人も気づきにくい
呼吸は無意識に繰り返される動作のため、本人が変化に気づきにくいものです。息の深さや、胸と腹の使い方は、姿勢や痛み、緊張の度合いによって日々変わります。変化に気づかないまま過ごすと、体の不調と呼吸との関わりを確かめる手がかりが乏しく、施術や運動の効果も感覚に頼った判断にとどまりがちです。
評価は施術者の主観に頼りやすい
呼吸の評価は、視診や触診といった施術者の目と手に頼る方法が中心です。目視でも大きな特徴はつかめますが、変化の度合いや傾向を一定の基準で比べることは容易ではありません。そのため、施術の前後で何がどう変わったのかをめぐって、施術者と利用者のあいだに認識のずれが生じかねません。
客観的に測ろうとすると、体表にマーカーを貼る手間が生じます。他にも、機器のある施設まで足を運ぶ負担、意識するとふだんの呼吸から離れる難しさ、といった課題があるといわれています。
- 視診体を目で見て状態を判断する診察の方法である。呼吸では胸と腹の上下の動きを観察するが、動いた量を数値として残せないため、比較の基準は観察者の経験に左右される。


