事業開発・BizDevの職務経歴書で書くべき項目
事業開発・BizDevの職務経歴書では、一般的な職務経歴に加えて、次の項目を意識すると伝わりやすくなります。
職務要約
職務要約では、これまでの経験を3〜5行でまとめます。
単なる経歴紹介ではなく、「どの市場で、どのような事業課題を解決してきた人なのか」が伝わるように書きます。
記載例:
法人向けSaaS企業で5年間、製造業向けの新規顧客開拓とアライアンス推進を担当。顧客ヒアリングをもとに業界別の導入課題を整理し、提案内容とターゲット業界を見直すことで商談化率改善に貢献。営業、開発、CSと連携し、初期導入から継続利用までを見据えた事業開発に取り組んできました。
業務内容
業務内容では、担当してきた役割を整理して書きます。
事業開発・BizDevの場合、幅広く担当してきたことは強みになります。ただし、すべてを細かく並べるのではなく、応募先で再現できる役割に絞って整理しましょう。
記載例:
- 製造業向けSaaSの新規顧客開拓
- 顧客ヒアリングによる業界課題の整理
- PoC提案、検証項目の設計、導入後の振り返り
- パートナー企業とのアライアンス企画
- 開発・CS部門と連携した導入プロセス改善
- 経営会議向けの市場分析・事業進捗資料作成
実績
実績では、売上、商談化率、PoC件数、導入社数、継続率、アライアンス数などを記載します。ただし、数字だけではなく、何を変えた結果なのかを補足することが重要です。
記載例:
- 製造業向けの商談化率を18%から31%へ改善
- 初期顧客10社へのヒアリングをもとに提案資料を業界別に再設計
- パートナー企業3社との共同提案スキームを構築
- PoC実施後の振り返り項目を整備し、有償導入への移行率改善に貢献
主な取り組み
事業開発・BizDevの職務経歴書では、この「主な取り組み」が特に重要です。成果だけでなく、成果に至るまでのプロセスを書くことで、再現性が伝わります。
主な取り組みは、必ずしも複数書く必要はありません。代表的な経験を1つ選び、課題、工夫、変化が伝わるように書きます。書くべき内容は次の4つです。
- どの市場・顧客課題に向き合ったか
- どのような仮説を立てたか
- 誰を巻き込み、何を実行したか
- 結果として事業がどう前に進んだか
記載例:
製造業向けSaaSの新規開拓では、商談化率が伸び悩んでいたため、業界ごとの失注理由や商談時の反応を整理しました。中堅製造業の品質管理部門では、導入後の業務改善イメージが持てないことが商談化率の低さにつながっていたため、ターゲットを絞ったうえで提案資料を見直し、商談化率の改善につなげました。
自己PRへの記載例
自己PRでは、抽象的な強みではなく、応募先で再現できる力を書きます。
「事業開発力があります」「巻き込み力があります」だけでは弱くなります。たとえば、次のように具体化すると伝わりやすくなります。
記載例:
顧客課題を起点に、営業・開発・CSを巻き込みながら事業を前に進めることを強みとしています。前職では、商談化率が低い原因を業界別に分析し、ターゲットと提案内容を見直すことで商談化率改善に貢献しました。未整備な環境でも、仮説検証を重ねながら事業成長に必要な動きを自ら設計できます。