エネルギー・素材・環境
5. 京都フュージョニアリング|核融合を産業へ近づける京都大学発スタートアップ
公式サイト:https://kyotofusioneering.com/
京都フュージョニアリングは、核融合炉関連技術や装置の研究開発を進めるスタートアップです。公式サイトでは、2019年に京都大学発スタートアップとして創業したことが明記されています。
核融合は、物理学の研究だけでは社会実装できません。発電システムとして成立させるには、熱を取り出す技術、燃料サイクル、プラント機器、材料、保守など、膨大な工学課題があります。
同社は、核融合を「研究テーマ」から「産業」に近づけるためのエンジニアリングを担う企業です。世界的に核融合スタートアップへの注目が高まる中、日本発の重要なプレイヤーの一つです。
6. エネコートテクノロジーズ|京都大学の研究シーズから生まれたペロブスカイト太陽電池企業
公式サイト:https://www.enecoat.com/
エネコートテクノロジーズは、ペロブスカイト太陽電池の材料開発やモジュール製品化に取り組むスタートアップです。公式サイトでは、京都大学化学研究所若宮研究室で取り組んできた研究シーズをもとに起業したことが説明されています。
ペロブスカイト太陽電池は、軽量で薄く、曲面や建材への応用も期待される次世代太陽電池です。再生可能エネルギーを広げるうえで、設置場所の制約を減らせる技術として注目されています。
大学の材料研究を、エネルギーインフラに近い領域へ展開する企業として期待されています。
7. FLOSFIA|京大発の新材料でパワー半導体に挑む
公式サイト:https://flosfia.com/
FLOSFIA(フロスフィア)は、ミストCVD成膜技術や酸化ガリウム材料を用いたパワー半導体の開発に取り組むスタートアップです。公式サイトでは、同社のパワーデバイス事業について「京大発の新材料」であるコランダム構造酸化ガリウムを活用することが説明されています。
パワー半導体は、電力を効率よく制御するための基盤技術です。電気自動車、再生可能エネルギー、産業機器、データセンターなど、電力を多く扱う領域で重要性が高まっています。
FLOSFIAは、材料と製造プロセスの革新によって、エネルギー利用の効率化に挑む企業です。
8. Atomis|京都大学のMOF研究を基盤に気体を制御する
公式サイト:https://www.atomis.co.jp/
Atomis(アトミス)は、MOF(多孔性金属錯体)などの次世代多孔性材料を用いて、気体の分離、貯蔵、回収、変換に取り組むスタートアップです。公式サイトでは、京都大学の北川進特別教授の研究を基盤とする、MOFをはじめとした次世代多孔性材料に特化したスタートアップ企業であることが説明されています。
MOFは、気体を選択的に吸着・分離する材料として期待されています。水素、二酸化炭素、メタンなどの扱い方が変われば、エネルギー、環境、物流、製造プロセスにも影響が及びます。
Atomisは、京都大学の材料研究を、気体インフラやカーボンリサイクルへ展開しようとする企業です。
9. Symbiobe|光合成生物で温室効果ガス固定に挑む
公式サイト:https://www.symbiobe.jp/
Symbiobe(シンビオーブ)は、光合成生物を活用した温室効果ガス固定やバイオマテリアル生産に取り組むスタートアップです。公式サイトでは、同社のバックグラウンドに京都大学のアカデミアがあることが説明されています。
脱炭素や資源循環の領域では、二酸化炭素を減らすだけでなく、それを有用な物質へ変える技術が重要になります。光合成生物は、その可能性を持つ生物資源の一つです。
Symbiobeは、バイオテクノロジーと環境課題を結びつける企業として注目できます。