市場課題|社員の本音がつかめず早期離職を防ぎにくい

記録を読み切れず不満を見逃す
面談の記録やアンケートの自由記述は、件数が増えるほど、人手では読み切れない量になります。自由記述の回答が数千件規模になると、すべてに目を通して傾向をつかむことは現実的ではないとされています。記録に埋もれた不満は見逃されやすく、離職の防止に生かしにくい状態です。
本音が伝わりにくく対策が遅れる
社員が職場に抱く不満は、退職を決めた後でも会社に伝わりにくい傾向があります。人材サービスのエン株式会社(エンネとは別の会社)が2024年に公表した調査では、退職時に本当の理由を伝えなかった人が44%に上り、伏せられた理由で最も多いのは、職場の人間関係でした。原因が見えないまま欠員を補うだけでは、同じ理由の離職が繰り返されるおそれがあります。
他にも、チャットや日報に散らばり集計しにくい社員の声、離職が起きてから原因を探る後手の対応、といった課題があるといわれています。
- 早期離職就職してから短い期間で会社を辞めることを指す。厚生労働省の調査では、2022年3月に大学を卒業して就職した人の33.8%が3年以内に離職している。


