市場課題|心臓リハビリテーションが続けにくい

週3回の通院が負担になる
心臓リハビリテーションは、効果が確かめられている一方で、退院した患者が受け続けにくい治療です。外来の運動療法は、1回1時間を週3回、150日ほどの期間にわたって続けるのが標準とされ、高齢の患者にとっては通院そのものが重い負担になります。急性心不全で初めて入院した患者で、退院後に外来の心臓リハビリへ参加したのは7.1%だったと報告されています。
自宅の運動は状態を掴みにくい
患者が自宅で運動する場合、医療者はその最中の心拍や不整脈を確かめることが難しくなります。心疾患の運動療法で欠かせないのは、脈の乱れを見て強さを決める判断です。医療者が安全を確かめられる範囲は限られ、運動の強さは低めになり、患者は回復に必要な強さに届きにくくなります。
他にも、医療機関に要る専用の運動施設と人員、通院時の交通手段や付き添いの確保、退院直後の運動への不安、といった課題があるといわれています。
- 心臓リハビリテーション心疾患の治療を受けた人が、運動療法や生活指導を通じて体力と生活の質を取り戻す医療プログラムを指す。再発や再入院を減らす効果が報告されている。


