市場課題|運動指導が経験と感覚に依存

指導の質が指導者ごとに変動
フィットネスやリハビリの現場では、動作の評価が指導者一人ひとりの見立てに委ねられ、指導の質がばらつきます。同じ姿勢を見ても原因とみる関節は分かれ、評価の根拠が数値として残りにくいためです。担当者が交代すると同じ指導を再現しにくくなり、利用者はどこまで効果が出たのかを把握しにくくなります。
精密な計測は装置が大がかり
動作を精密に測る三次元動作解析装置は、体に反射マーカーを貼り、複数のカメラで囲んだ専用の計測空間で撮影します。そのため設置先は研究機関や医療機関が中心で、日々の指導の現場では利用が限定的です。測る場所が現場から離れているため、科学的な知見が日常の指導へ届きにくくなります。
他にも、介護の担い手不足、記録と加算申請(介護施設が受け取る報酬を上乗せするための申請)にかかる事務の負担、施設ごとに形式が異なる身体データの蓄積、といった課題があるといわれています。
- 三次元動作解析装置体に貼った反射マーカーを複数のカメラで追跡し、関節の動きを三次元の座標として記録する装置を指す。計測の精度は高い一方、専用の空間と時間を要するため、研究や医療の現場で使われる。


