市場課題|車いすで立つ機会が減る

座位が続き健康維持が難しい
車いすを使う生活では座位が長く続き、健康の維持が難しくなりがちです。立つ機会が減ると骨に体重がかからず、骨密度の低下や関節の拘縮(関節が硬くなり動く範囲が狭まること)が起こりやすくなります。座位中心の生活が続けば、褥瘡(床ずれ)や血流の停滞といった廃用症候群が懸念されます。
立位訓練は介助の負担が大きい
立つ姿勢をとる訓練は、支える側の負担が大きく、実施できる回数が限られます。体重を受け止めながら姿勢を保たせる作業には複数の職員が必要になることもあり、現場の手順は煩雑です。訓練の回数が限られるほど、立つ力を取り戻す機会は遠のきます。
他にも、車いすでは届きにくい棚や調理台の高さ、目線が合わないことで生まれる会話のしにくさ、立位を保つ機器の導入にかかる費用、といった課題があるといわれています。
- 廃用症候群安静や不活動が続くことで、筋力の低下、関節の拘縮、骨密度の減少などが二次的に生じる状態を指す。原因となった病気やけがとは別に、体を動かさないこと自体によって起こる。


