市場課題|不妊は多くの人に関わり、原因も一様でない

不妊は世界で6人に1人
世界保健機関(WHO)は2023年4月、成人のおよそ6人に1人(約17.5%)が生涯のうちに不妊を経験するとの報告をまとめました。生涯有病率は、高所得国で17.8%、低所得国と中所得国で16.5%と、地域による差は小さい水準です。頻度が高いため、不妊に悩む人は身近にも一定数いることになり、社会全体で向き合う課題です。
原因が多様で対処が分かれる
男性の不妊は原因が多様で、原因ごとに対処が分かれます。精子を産生する精巣の働きの不全や、射精に関わる問題などが、WHOの挙げる原因です。ひとつの方法ですべてに対応するのは困難なため、原因に応じた不妊対策を探る研究が進められています。
他にも、精子の数の少なさ、精子の形の異常、精子の動きの低下、精子の機能や質の低下、といった課題があるといわれています。
- 生涯有病率ある集団のうち、一生のうちに一度でもその状態を経験する人の割合を指す。WHOの不妊の推計では、この指標が用いられている。


