市場課題|ばら積みの部品は自動化しにくい

人手不足でも手作業が残る
製造の現場では、人手の確保が難しくなっても、部品を一つずつ取り出す作業が人の手に残っています。箱に積まれた部品を取り出す「ばら積みピッキング」は、対象の位置と向きが毎回変わるため、機械への置き換えが進みにくい工程です。人手が減るほど、生産量の維持は難しくなります。
透明や光沢の物は捉えにくい
ロボットの目として広く使われる、光を当てて距離を測る方式の3Dカメラは、透明な容器や光沢のある金属を捉えにくいといわれています。これらの表面では光が透過したり強く反射したりするため、距離の情報が欠けやすくなります。対象が正しく見えている前提で動作を組めば、つかみ損ねや取り落としが起きやすい状態です。
他にも、対象ごとに動作を教え込む事前設定の負担、箱の壁や影が生む死角、高性能な3Dカメラを備えるための導入費用、といった課題があるといわれています。
- ばら積みピッキング箱や台の上に向きをそろえずに積まれた部品を、ロボットが一つずつ取り出す工程を指す。対象の位置と向きが毎回変わるため、決めた動作の繰り返しでは対応しにくい領域である。


