市場課題|映像を判断に使いにくい現状

防犯カメラの確認が追いつかない
防犯カメラが増えても、映像を確認する人手は追いつきにくい状況です。小売や物流の現場では防犯カメラが広く設置されている一方、店舗の人員は限られ、映像は事件の後に確認する使い方が中心です。万引きによる小売業の被害は年間3000億円規模といわれ、記録が残っていても損失そのものは減りにくくなっています。
クラウド解析は通信費が高コスト
クラウドへ映像を送って解析する方式は、通信費の面で高コストになりやすい方法です。高解像度の映像を送り続けると通信量は増え、拠点が増えるほど回線と保管の費用も膨らみます。個人情報を含む映像を社外へ出す運用は社内の審査にも時間を要するため、導入の検討も進みにくくなります。
他にも、画角や照明の違いによる判定精度のばらつき、機種が混在する既設の防犯カメラの入れ替え費用、解析結果を現場で活用するまでの教育の手間、といった課題があるといわれています。
- クラウドインターネットの先にある事業者の設備で、データの保管や計算を行う仕組みを指す。映像を送るほど通信量が増える。
- 画角カメラが写す範囲の広さと向きを指す。設置する高さや角度で写り方が変わり、映像を解析する精度にも影響する。


