ニュース紹介
「神経細胞の品質低下に起因する脳機能障害からの回復~オートファジーの再活性化による神経細胞の回復力を実証~」
東京大学大学院医学系研究科の水島昇教授・江口智也助教らの研究グループは、オートファジー(細胞内の不要タンパク質やオルガネラを分解・再利用する経路)を任意のタイミングでオン/オフできるマウスを開発し、一時的なオートファジー抑制によって神経細胞に生じた機能障害が、その後の再活性化によって回復することを実証しました。抑制期間中には神経細胞内で異常タンパク質の蓄積・軸索の腫脹・シナプスの形態異常が生じ、マウスの運動機能と認知機能が低下しました。オートファジーを再活性化させると、蓄積した異常タンパク質が分解除去されるとともに、一度失われた運動能力と学習能力が回復することが確認されました。成果は2026年6月25日付の学術誌「Science」にオンライン掲載されました(DOI:10.1126/science.ady3911)。
出典:科学技術振興機構(JST) 2026年6月26日 プレスリリース
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20260626/index.html
