2026.05.28新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

NEDO事業で産総研らが「AIセーフティ基盤」を構築、人とAIの安全な協調へ(FrontJournal解説)

ニュース紹介

「人とAIの安全な協調を支えるAIセーフティ基盤を構築しました」

NEDOが推進する事業において、産業技術総合研究所をはじめとする連名機関は、人とAIの安全な協調を支えるAIセーフティ基盤を構築しました。設計・評価・運用の一貫したガイドラインと評価・実証基盤を整備しました。

出典:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 2026年5月28日 プレスリリース
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101937.html

FrontJournalの解説

この研究分野について

この発表はAIセーフティ(AIを安全に開発・運用するための技術と基準づくり)の分野です。生成AIが社会に急速に広がる中、誤作動や悪用、品質のばらつきといったリスクへの対応が課題になっています。研究者・企業は、AIを「安全に使える」ための評価方法やガイドラインを整備し、国際的なルール形成にも参画しようとしています。

①AIガバナンスは国際競争・協調の焦点

生成AIの普及に伴い、各国がAIの安全性基準(AIガバナンス)づくりを急いでいます。ISO/IEC 42001(AIマネジメントの国際規格)に整合した評価基盤を整えることは、日本企業が国際的な議論に参画し、製品の信頼性を担保するうえで重要です。

②設計・評価・運用を貫く実証基盤

産総研・Citadel AI・Corpy・琉球大学らが、マルチモーダルAI(文章・画像・音声など複数形式を扱うAI)の品質管理指針や、レッドチーミング(攻撃者視点で脆弱性を検証する手法)を含む評価・実証基盤を整備。医療など高リスク領域での人とAIの意思決定の枠組みも提供します。

編集部からひとこと

AIの社会実装が進むほど、性能だけでなく「安全に使えるか」が問われます。設計から運用まで一貫した評価基盤を国として整えることは、産業界がAIを安心して導入する土台になります。国際標準と歩調を合わせた日本発のAIセーフティ基盤の今後に注目しています。

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