市場課題|免疫検査は装置と時間を要する

免疫検査は結果まで時間を要する
血液や唾液のタンパク質を測る免疫検査は、検体を検査室へ送ってから結果が返るのが一般的です。主流のELISA(酵素結合免疫吸着測定法)や化学発光免疫測定法は、多数の検体をまとめて処理するため、検査室の自動分析装置と専門の技師のもとで運用されているからです。結果が出るまでに時間がかかると、診察のその日のうちに治療方針を決めにくくなります。
簡易な迅速検査は感度が限られる
その場で測れる簡易な検査もありますが、微量の物質を捉える力は限定的です。妊娠検査などで使われるイムノクロマト法は、目視で色の変化を読むため、ごく低い濃度では判定が難しくなります。感度と手軽さの両立が難しく、素早い判断が要る救急や在宅では、測れる項目が絞られます。
他にも、装置の設置スペースと初期費用、検体を運ぶ輸送の手間、離島や在宅など検査室から遠い場所での対応、といった課題があるといわれています。
- イムノクロマト法試料を吸わせた紙の上で抗体と結合させ、現れる色の帯を目視で読む簡易な検査法。専用の装置がいらず、採取したその場で短時間のうちに判定できる。


