GBP、産業用蓄電池向け「低圧系統連系・自立運転切替盤」を販売開始
要約
GBP株式会社は2026年6月26日、産業用蓄電池システム向けの「低圧系統連系・自立運転切替盤」の販売を開始しました。平常時は系統連系運転、停電時は蓄電池による自立運転へ自動で切り替える構成で、復電後は手動操作により系統連系運転へ復帰します。定格出力容量は50kVA・100kVA・200kVA・250kVAの4段階、PCS側の接続電圧はAC380V/440V/420Vに対応。消防法に準拠し、屋外設置を想定して保護等級はIP44以上、標準で耐塩害仕様に対応します。案件ごとの盤仕様カスタマイズが可能です。
発表のポイント
停電時は自動で自立運転、復電後は手動で系統復帰
平常時は系統連系運転を行い、停電時には系統状態の検知後、保護装置の動作により系統側を切り離し、蓄電池+PCSによる自立運転へ自動的に移行します。復電後は自動復帰ではなく、負荷側や設備状態を確認したうえで手動操作により系統連系運転へ復帰する構成です。
定格50〜250kVA、海外メーカーPCSに対応
定格出力容量は50kVA、100kVA、200kVA、250kVAを用意。PCS側の接続電圧はAC380V/440V/420Vに対応し、三相動力負荷や単相重要負荷の種類・容量に応じ、降圧変圧器やスコット変圧器の容量選定を含めシステム全体の条件に合わせて構成することが可能です。
消防法準拠、IP44以上、標準で耐塩害対応
産業用蓄電池システムへの組み込みを想定し、消防法に準拠した盤仕様。屋外設置を想定して保護等級はIP44以上、標準で耐塩害仕様に対応します。沿岸部など塩害リスクの高い環境向けには重塩害仕様をオプションで選択できます。PCS型式、電圧構成、変圧器容量、動力負荷タイプ、設置環境などは案件ごとにカスタマイズ可能です。
企業概要
GBP株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:龍川洋平)は、再生可能エネルギー、EV自動車部品、AI・IoT領域における技術を活かしたソリューションを提供する企業です。再エネ業界を主な事業領域とし、蓄電池関連機器の販売や、輸送・据付を含むワンストップサービスなどを展開しています。
FrontJournalからひとこと
産業用蓄電池は、工場・倉庫・商業施設のBCP対策や自家消費型太陽光の活用ニーズを背景に導入検討が進む一方、PCSや負荷側の条件は案件ごとに異なり、盤構成の設計が実装のボトルネックになりやすい領域です。消防法準拠、屋外・塩害対応、複数の定格容量ラインナップなど、現場条件を吸収するオプションが揃った切替盤は、EPC事業者にとって工程リスクの低減に寄与します。海外メーカーのPCSに対応する点は、部材調達の選択肢が広がるという意味で、系統用・産業用の導入時の設計自由度に影響しそうです。
