市場課題|動物実験の代替が求められる

動物実験の代替への期待
薬の候補物質の評価では、動物実験にはヒトと動物の違いが残り、費用と時間もかかる点が課題です。背景は、ヒトiPS細胞(さまざまな細胞に変わる能力を持つ細胞)から作った神経細胞や心筋細胞を評価に使う流れです。精神・神経疾患やALS(筋萎縮性側索硬化症)、アルツハイマー病などの研究でも、CMOS-MEAシステムは、これらの新薬研究への活用が想定されています。
他にも、ヒトと動物の種差、動物実験にかかる費用と時間、非臨床試験(ヒトに投与する前の動物や細胞での試験)における安全性評価の精度向上、といった課題があるといわれています。
従来のMEAは電極が少ない
電極が少ないMEAでは、一度に調べられる細胞の範囲や細かさが限られる点が課題です。電極が多く高密度なほど、細胞の活動を細かく調べられます。このため、より多くの電極を備えた計測系の開発が進められています。
- ヒトiPS細胞ヒトの体の細胞から作る、さまざまな細胞に変わる能力を持つ細胞である。神経細胞や心筋細胞に変えて、薬の候補物質が細胞の電気信号へ与える影響を調べる評価に使われる。


