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「酵母が放出するグルタチオンが微生物の相互作用を支える」
理化学研究所環境資源科学研究センターの吉田稔ユニットリーダー(東京大学特別教授)、東京大学の吉住僚太朗大学院生リサーチ・アソシエイト、広島大学の西村慎一教授らの共同研究グループは、分裂酵母が細胞の外へ放出するグルタチオン(GSH)が、周囲の微生物の生育を支えることを明らかにしたと発表しました。
研究グループは、3,420種類の分裂酵母遺伝子破壊株について、栄養が豊富な培地と最少培地での生育を比較しました。その結果、単独では生育しにくいものの、野生株の近くでは生育を回復する37株を同定しました。このうち14株は窒素源シグナリング因子(NSF)で生育を回復し、残る23株はNSFには応答せず、複数の生育促進物質が作用していました。
培養上清の分画と質量分析法により、生育促進物質の一つとしてGSHを検出しました。培養上清の水溶性画分で生育が回復した11株のうち8株はGSHで生育を回復し、7株はGSHを栄養源として利用、1株では細胞形態の改善が確認されました。本成果は国際学術誌『mSystems』オンライン版に2026年9月14日に掲載されました。
出典:理化学研究所 2026年9月14日 プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2026/20260914_2/index.html



