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「タンパク質の金属イオン結合部位を高精度・高速に予測する深層学習法を新規開発」
北海道大学大学院地球環境科学研究院の許仕傑博士研究員、小野田晃教授の研究グループは、金属タンパク質の金属イオン結合部位を予測する深層学習の新手法「PRIME(プライム)」を開発したと発表しました。金属タンパク質は全タンパク質のおよそ3分の1を占め、物質の変換や金属イオンの量を一定に保つはたらきなど、生命活動の根幹を担う機能を持ちます。従来法はアミノ酸配列と立体構造のどちらか一方の情報のみを使うため、予測精度・計算速度・予測できる金属イオンの種類の3点に課題があったとしています。PRIMEは、アミノ酸配列を扱うタンパク質言語モデルと、立体構造を扱う事前学習済みの構造モデルを統合し、両者を橋渡しする独自の「プローブ生成アルゴリズム」で結合部位の候補点を絞り込みます。その結果、亜鉛・鉄・銅などの遷移金属に加え、結合が弱く従来は予測が難しかったナトリウム・カリウムなどの非遷移金属を含む14種類の金属イオンで、従来法を上回る精度を達成したとしています。予測速度は1タンパク質鎖あたり約11秒です。クライオ電子顕微鏡などの実験から得られる構造やAlphaFold2の予測構造にも有効で、Webサーバーとして無償で公開されています。成果は2026年8月11日公開のNature Communications誌にオンライン掲載されました。
出典:北海道大学 2026年8月18日 プレスリリース
https://www.hokudai.ac.jp/news/2026/08/post-2409.html



