ニュース紹介
「常圧と高圧で現れる高温超伝導のつながりを解明」
東京大学大学院工学系研究科の長田礎助教、塚﨑敦教授、同大学の十倉好紀卓越教授、理化学研究所創発物性科学研究センターの寺倉千恵子上級技師、Jean-Baptiste Morée研究員、吉川明子上級技師、中島正道上級研究員、東京大学大学院新領域創成科学研究科の今城周作准教授、東北大学金属材料研究所のHsiao-Yi Chen助教、野村悠祐教授、東京大学物性研究所の金道浩一教授、同大学大学院理学系研究科の有田亮太郎教授らの研究グループは、常圧で超伝導を示す格子の歪んだ二層ニッケル酸化物薄膜を作製し、強磁場測定と高圧測定を通じてその超伝導特性を調べたと発表しました。研究では、常圧で約40Kであった超伝導転移温度が、16GPa(ギガパスカル)で最大73Kまで上昇することを明らかにしています。これにより、従来はそれぞれ独立に研究されてきた高圧超伝導と常圧超伝導を、同一の物質系の薄膜試料で実現したとしています。研究グループは、高温超伝導の発現機構の理解と、新たな高温超伝導材料の設計につながることが期待されると説明しています。成果は学術誌Nature Materialsに掲載されました(DOI:10.1038/s41563-026-02695-3)。
出典:理化学研究所・東京大学 2026年8月20日 プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2026/20260820_1/index.html




