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「植物の乾燥耐性を向上させる化合物の開発」
理化学研究所 環境資源科学研究センターの関原明 チームディレクター、バシル・クーラム 客員研究員(現 ラホール経営科学大学 准教授)は、東北大学、九州大学、ミラノ大学(イタリア)、新潟薬科大学、アストロバイオロジーセンター、名古屋大学、熊本大学、静岡大学、岡山大学、CSIC(スペイン)、ミュンスター大学(ドイツ)と共同で、気孔の開口を促すカリウムイオン(K+)チャネルの阻害剤NS5806を同定し、さらにその類縁化合物UA49の合成にも成功した。発表によると、植物の葉にある気孔はガス交換や蒸散を担う一方、乾燥時には閉鎖して水分の損失を防ぐ性質を持ち、気候変動対策として農作物に乾燥耐性を付与する植物調節剤(バイオスティミュラント)の開発が求められている。NS5806/UA49を植物に噴霧すると気孔の開口抑制(閉鎖誘導)が起こり、乾燥耐性が付与されることが実証された。さらに本化合物を用いた解析から、K+チャネルが環境応答に重要なCaシグナルの生成に関与している可能性が示唆されたという。原論文のDOIは 10.1038/s41467-026-75894-w。
出典:理化学研究所(東北大学・九州大学ほか12機関との共同研究) 2026年8月5日 プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2026/20260805_2/index.html



