2026.06.29株式会社チトセロボティクス

チトセロボティクスが生成AIによる産業用ロボット動作生成を検証、参照情報で品質向上

要約

株式会社チトセロボティクスは、Vision-Language Model(VLM、画像と言語を扱う生成AI)を用いて、カメラ画像と日本語の指示から産業用ロボットの制御プログラムを自動生成する検証結果を公表しました。ピック&プレイス作業など全12タスクを対象に、生成されたプログラムの品質を、指示仕様への準拠度(20点満点)とコード習熟度(5点満点)で評価。参照情報を与えない場合の74.3%から、「埋込プロンプト」「APIリファレンス」「過去事例データベース」を段階的に追加することで88.7%へ、14.3ポイント向上したとしています。同社はロボット制御ソフトウェア「クルーボ」を開発しており、実機の動作を紹介する動画もYouTubeで公開しています。

発表のポイント

企業概要

株式会社チトセロボティクスは、ロボット制御ソフトウェア「クルーボ」を開発する企業です。産業用ロボットの制御技術を手がけており、今回はVLMを用いたロボット動作生成(VLMコーディングエージェント)の検証結果を公表しました。

FrontJournalからひとこと

産業用ロボットの現場では、作業ごとに制御プログラムを用意する手間が導入の壁になってきました。画像と日本語の指示からプログラムを自動生成できれば、その負担を減らせる可能性があります。今回の検証で注目されるのは、AI単体の性能だけでなく、どの参照情報を与えると品質が上がるかを数値で切り分けている点です。とりわけ過去の実務コードを参照させることで品質が上がった結果は、現場の知見をAIにどう渡すかという実装上の論点を具体的に示しています。実運用に向けては、対象タスクの幅や、生成コードの安全性の検証が今後の焦点になりそうです。

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