市場課題|拒絶理由通知の分析に多大な労力がかかる

通知は違反の類型まで示さない
拒絶理由通知書は、拒絶の根拠となる特許法の条項を示す一方で、違反した類型までは明記していません。類型とは審査基準に定められた違反の型のことで、たとえば「技術的手段の記載が抽象的又は機能的である場合」などがあります。そのため、どの類型が多いのかは文面から読み取るほかなく、明細書作成を改善する手がかりが見えにくくなります。
大量の通知を人手で分類しにくい
年間に数千件の出願を行う企業では、拒絶理由の類型を人手で分類する作業が、多大な労力を要するといわれています。同じ類型でも通知書の表現は多岐にわたり、正確な判別は容易ではありません。分類が進まなければ、拒絶の原因を社内で共有しにくく、対処に費用と時間がかかり続けかねません。
他にも、指摘内容を読み解く手間、特許事務所ごとの書き方の違いを比べる難しさ、審査対応の費用の見通しの立てにくさ、といった課題があるといわれています。
- 拒絶理由通知書特許庁の審査官が、出願された発明を特許にできない理由を出願人へ知らせる文書である。根拠となる特許法の条項が記され、出願人は意見書や補正書で応答する。






