2026.07.27
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グローバル・ブレイン株式会社
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元発表:2026.07.23
グローバル・ブレイン、ペロブスカイト太陽電池向けインクジェット製造装置のGosan Techに追加出資(FrontJournal解説)
ニュース紹介
「OLED・ペロブスカイト太陽電池向けインクジェット製造装置を提供するGosan Tech Co., Ltd.へリードインベスターとして追加出資」
グローバル・ブレイン株式会社は、同社が運営する「EP-GB投資事業有限責任組合」を通じて、OLEDおよびペロブスカイト太陽電池向けのインクジェット製造装置を開発・販売するGosan Tech Co., Ltd.へ、リードインベスターとして追加出資したと発表した。EP-GBはこれまでのラウンドでもリードインベスターを務めており、運用総額は50億円。Gosan Techは韓国・天安市に所在し、2015年12月に設立された企業で、ペロブスカイト太陽電池モジュールの発電効率向上や製造システムの生産体制拡充、量産受注の拡大に向けた事業成長を支援するとしている。なお、今回のラウンド区分および具体的な出資金額は公表されていない。
出典:PR TIMES(グローバル・ブレイン株式会社) 2026年7月23日 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000605.000047342.html
FrontJournalの解説
この研究分野について
ペロブスカイト太陽電池は、特殊な結晶構造(ペロブスカイト構造)を持つ材料を使った次世代の太陽電池です。薄くて軽く、曲げられるという特徴があり、これまで設置が難しかった壁面や車体などへの応用が期待されています。日本でも実用化に向けた開発が活発に進んでいる分野です。
こうした新しい太陽電池を普及させるには、材料の研究だけでなく、それを安定して大量に「つくる」ための製造装置が欠かせません。今回出資を受けたGosan Techは、その製造装置、とくに液体を微細に吹き付けて塗る「インクジェット方式」の装置を手がける企業です。
①注目は「材料」ではなく「製造装置」への投資
今回の出資で目を引くのは、太陽電池そのものや発電事業ではなく、それを量産するためのインクジェット製造装置を手がける企業への投資である点です。Gosan Techは、OLED(有機EL)やペロブスカイト太陽電池向けの製造装置を開発・販売しており、韓国・天安市に2015年に設立されました。ベンチャーキャピタルのグローバル・ブレインは、運用ファンド「EP-GB」(運用総額50億円)を通じて、これまでのラウンドに続きリードインベスターとして追加出資しています。なお、今回のラウンド区分と出資金額は公表されていません。
②量産化を支える「装置」への期待
ペロブスカイト太陽電池が実用化・普及していくには、発電効率を高めつつ、安定して大量に製造できる体制が必要です。発表によると、今回の支援は、ペロブスカイト太陽電池モジュールの発電効率の向上や、製造システムの生産体制の拡充、量産受注の拡大に向けた事業成長を後押しするものとされています。太陽電池の普及を「装置」の側から支えるプレーヤーに投資が向かっている点は、この分野の広がりを示す動きといえます。
編集部からひとこと
ペロブスカイト太陽電池のニュースは材料や発電効率の話題が中心になりがちですが、実際に社会へ広げるには「どうやって大量に、安定して作るか」という製造装置の存在が欠かせません。今回の出資は、その裏方ともいえる製造装置メーカーに資金が向かった事例で、分野が研究段階から量産を見据えた段階へ進みつつあることをうかがわせます。金額は非開示ですが、装置産業への継続的な投資という点で押さえておきたい動きです。
本記事は、FrontJournalが公開情報をもとに独自に分析した第三者コンテンツであり、対象企業・研究機関の公式見解ではありません。
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