市場課題|痛みの強さは本人にしか分からない

検査で異常が出にくい痛み
組織や神経に損傷がないのに続く痛みは、痛覚変調性疼痛(脳の神経回路の変化が関わるとされる痛み)と呼ばれます。目に見える原因がないため、通常の検査では異常が見つかりにくい痛みです。患者は全国に1,400万人と、同社代表の和田氏は推定しています(2023年11月時点)。
2023年時点の診断は問診中心
2023年の時点で、診断は問診を中心とした聞き取りが主で、定量的なデータに基づく診断はないとされていました。そのため適切な診断がなされず、患者の治療に対する満足度は低いままとされていました。痛覚変調性疼痛は、本人にも周囲にも分かりにくく、対策が後回しにされがちな課題です。
他にも、職場での不調の見えにくさ、プレゼンティーズム(出勤していても本来の力を発揮できない状態)、健康経営(従業員の健康を経営の課題として扱う考え方)での把握の難しさ、といった課題があるといわれています。
- 痛覚変調性疼痛組織や神経に損傷がないにもかかわらず続く痛みを指す。中枢神経系の変化が関わるとされ、国内の痛み関連8学会が2021年に呼称を決めた。線維筋痛症などもこれに含まれる。


