市場課題|自宅で受ける透析が広がらない

通院に時間を取られる
日本の透析患者は約34万人にのぼり、その多くが通院して、1回4時間の血液透析(血液から老廃物と余分な水分を取り除く治療)を週3回受けています。治療のたびに移動と4時間の拘束が必要になり、仕事や家庭の予定を治療に合わせる暮らしが続く状況です。このままでは、患者と家族の生活に制約が残るおそれがあります。
在宅の装置が普及しにくい
在宅で血液透析を受けている患者は、国内で約800人にとどまるといわれています。従来の装置は給排水設備の改修が要るなど、導入のハードルが高いことが、普及が進みにくい背景です。その結果、通院が難しい人が自宅で治療を受ける選択肢は、限られたままになるおそれがあります。
他にも、装置の安全性への懸念や、装置を扱う患者と家族の負担といった課題があるといわれています。
- 血液透析腎臓の働きが低下した人の血液を体外に取り出し、フィルターを通して老廃物や余分な水分を取り除き、体内に戻す治療である。国内では、クリニックなどで週3回ほど受ける例が多い。


