市場課題|CO2の分離は大型の設備とエネルギーが課題

既存の分離法は設備が大型
既存のCO2分離法は、設備が大型になり、コストがかかる方法とされています。混合ガスから分ける方法には、化学吸収法(吸収液にCO2を化学反応で吸収させる方法)、物理吸収法(吸収液にCO2を物理的に溶かす方法)、PSA(圧力変動吸着法、多孔質の吸着剤にCO2を吸着させる方法)などがあります。分離に多くのエネルギーを使う点も、課題です。
大気中のCO2は低濃度
大気中のCO2は、400ppm(0.04%)程度と、低い濃度です。大気中のCO2を直接回収する技術は、DAC(Direct Air Capture)と呼ばれます。低濃度のCO2を選んで通す膜の性能が課題とされ、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の研究開発では、膜の選択性に目標値が設定されています。
他にも、バイオガスからのCO2除去、設備の省スペース化、分離の省エネルギー化、といった課題があるといわれています。
- 分離膜混合した気体や液体の中から、特定の成分だけを通して分ける膜である。成分ごとに膜の通りやすさが異なることを利用する。


