市場課題|金属製の固定器具に緩みと画像の乱れの課題

固定器具の緩みや破損が課題
脊柱管狭窄症(背骨の中にある神経の通り道が狭くなる病気)の治療で背骨(脊椎)を固定する金属製の器具には、スクリューの緩みやロッドの破損という課題があります。この病気の患者は国内で約300万〜400万人と推定される、身近な病気です。多くは高齢化に伴って脊椎や椎間板に変性が生じ、神経を圧迫することで発症します。
金属が術後の画像を乱す
金属製の器具は、手術後の経過を確かめるCTやMRIの画像を乱しやすい性質を持ちます。器具の周りに筋や影のような乱れが写り込むため、周辺の骨や神経の状態を読み取るのが難しくなります。脳神経外科などでは手術中に画像で確かめる場面も増えており、画像の乱れは術中の判断の精度も下げかねません。
他にも、海外で設計された器具が日本人の体格には大きすぎる、といった課題があるといわれています。
- 脊柱管狭窄症背骨の中にある神経の通り道(脊柱管)が、加齢による骨や靱帯の変化で狭くなる病気。神経が圧迫されて、腰や脚の痛み、しびれ、歩きにくさが起きる。


