ニュース紹介
「超伝導SCSCケーブルと巻線技術を開発―変動磁界に強く脱炭素や核融合応用に期待―」
京都大学大学院工学研究科の雨宮尚之教授、曽我部友輔准教授らは、変動する磁界にさらされたときに生じる損失が小さく、大きな電流が流せ、あらゆる方向に曲げられる高温超伝導集合導体「SCSCケーブル」の試作に成功したと発表しました。銅めっきマルチフィラメント薄膜高温超伝導線を24本集合化したケーブルは、設計値で数キロアンペアを流せ、フュージョンエネルギー発電装置の超伝導コイル用導体に応用できる水準です。航空機電気推進用モーターを作製できる水準の長さ45メートルのケーブルも試作しました。半径30ミリメートルの巻き芯に33巻きした円形コイルと、曲げ半径25ミリメートルの鞍型コイルの作製・通電にも成功し、試作したコイルで従来比約10分の1の交流損失の低減を確認しました。成果は、米国ピッツバーグで開かれる2026年応用超伝導会議で発表されます。
出典:京都大学 大学院工学研究科 2026年9月10日 研究成果
https://www.t.kyoto-u.ac.jp/ja/research/topics/20260910



