ニュース紹介
「鉄さびの中の隠れた磁気状態を解明 ―電場印加下のX線吸収分光と第一原理計算の融合で1兆分の1mm単位のイオン変位を捉える―」
東京大学大学院工学系研究科の林田健志助教(研究当時)、木村剛教授、理化学研究所放射光科学研究センターの田中良和研究員、玉作賢治チームリーダーらの研究グループは、フランス・ネール研究所、レンヌ大学との共同研究により、鉄さびの主成分であるヘマタイト(α-Fe2O3)に電場をかけながらX線を照射する新しい測定手法を開発し、電子の複雑な分布である「高次多極子状態」の検出に成功した。第一原理計算との融合により、電場で誘起される1兆分の1mmという原子核の大きさ程度のイオン変位が、この応答を引き出す要因であることも突き止めた。
出典:東京大学大学院工学系研究科 2026年10月15日 プレスリリース(掲載誌:Physical Review X/2026年10月14日付/DOI: 10.1103/p5ry-x2wr)
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/pr2026-10-15-001


