2026.10.19 │ NEDO │ 元発表:2026.10.06

NEDO、ペロブスカイト太陽電池の人材育成特別講座の委託先を決定

ニュース紹介

「ペロブスカイト太陽電池に関するNEDO特別講座の委託先を決定しました」

NEDOは、「ペロブスカイト太陽電池人材育成特別講座」の委託先を、有機系太陽電池技術研究組合(RATO)と国立大学法人東京大学に決定した。同講座は、太陽光発電導入拡大等技術開発事業のうち、NEDOプロジェクトを核とした人材育成と産学連携の総合的展開の一つとして実施する。事業期間は2026年度から2029年度までの最長4年間で、当初は2026年度から2027年度の2年間。2026年度の予算は2000万円以内。対象は、関連事業への参入を目指す企業の技術者や大学院生などで、研究開発から社会実装までを俯瞰できる人材の育成を目的とする。

出典:NEDO 2026年10月6日 発表
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101971.html

FrontJournalの解説

この研究分野について

ペロブスカイト太陽電池は、塗布による成膜でさまざまな基板に作製でき、従来のシリコン系では設置が難しい場所への適用が期待されている太陽電池です。

国内外で量産化に向けた競争が激しくなる一方で、基礎研究と企業の実用化・量産化をつなぐ人材が不足していることが、社会実装を遅らせる課題とされています。

①RATOと東京大学が連携し、4つの講座を組み合わせる

NEDOの事業概要資料によると、約40社が加盟するRATOと、東京大学先進科学研究機構が連携します。講座は、技術情報を幅広く提供する技術講座、関連する基礎科学を教える基礎講座、エキスパート技術者の育成を目指す実習講座、最新動向を整理する技術開発動向講座の4つです。受講生の募集は、詳細が決まり次第ホームページ等で告知される予定です。

②第7次エネルギー基本計画の20GW目標が背景にある

資料は、第7次エネルギー基本計画で2040年までにペロブスカイト太陽電池を20GW導入する目標が掲げられていることを背景に挙げています。研究開発から製品化、量産化、社会実装までを担う人材の育成が課題とされています。実習講座では、ドライルームでの製造実習を含むと図示されています。

編集部からひとこと

今回の発表は、ペロブスカイト太陽電池の量産に向けて、装置や材料の開発だけでなく、現場で働く技術者の育成が政策の対象になっていることを示すものです。予算は2026年度で2000万円以内と小規模で、講座の開始時期や受講の条件は未発表です。募集の告知と、2027年度以降に事業が延長されるかが今後の注目点です。

FrontJournal編集部

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