市場課題|微量ガスの検出は光源の条件に左右される

微量ガスは信号が弱くなる
微量ガスは、濃度が低いほど光の吸収が小さく、検出器が受け取る信号も弱くなります。ppb(10億分の1)からppt(1兆分の1)オーダーの希薄気体の検出・分析への応用が期待されるといわれています。ガスが強く吸収する波長を使えなければ、微量の成分は見落とされやすい状況です。
液体窒素冷却が壁になった
鉛化合物の半導体レーザは液体窒素による冷却を要する点が、中赤外の吸収分光(ガスが光を吸収する量から濃度を測る手法)の壁になったといわれています。一方、科学技術振興機構(JST)の前身の事業団は1999年、電子冷却素子で動作する半導体赤外線レーザの開発を成功と認定しました。
他にも、ガスごとに異なる吸収波長、水蒸気など共存ガスの影響、測定環境に合う光源と検出器の選定、といった課題があるといわれています。
- 中赤外赤外線のうち、波長が可視光より長い領域の一部を指す。同社は約3〜50マイクロメートルを研究開発の対象とし、分野により区切りは異なる。


