市場課題|帳票の突合とAI導入の判断に課題

帳票の突合は手作業で高負荷
地方局を中心とした放送現場では、広告会社から届く「CM進行表」(放送するCM〈広告放送〉の素材の指示表)と自局で作る「放送運行表」を、手作業で突合しています。熊本放送では、放送ミスを防ぐために欠かせないこの作業を含む関連業務に、月150時間以上の工数がかかっていました。紙の資料を目で見比べる方式のままでは担当者の負担が続き、見落としによる放送事故の恐れも残ります。
中小企業の約半数がAI方針未定
令和7年版情報通信白書の調査では、日本の中小企業で生成AIの活用方針を「明確に定めていない」との回答が約半数を占めました。方針を定めた企業の比率も、日本は米国・ドイツ・中国より低い傾向です。方針が定まらないと、AIを使う業務の検討が進まず、導入の判断が遅れかねません。
他にも、紙の書類を前提にした業務の流れ、AIを扱える人材の不足、といった課題があるといわれています。
- 突合複数の書類やデータを突き合わせ、内容が一致しているかを確かめる作業。帳票の数が多いほど時間がかかり、見落としを防ぐために人の注意力を長く保つ必要がある。






